山下達郎の11年振りの新作を聴く

自分にとっての山下達郎は、有名アルバムを数枚もっている程度で(オークションに出したらいい小遣いになるかな?)
80年代の流れで普通に触れていた、とくに熱狂的な信者でもなかった。


信者と言えば自分の兄はまさにそれで脳出血以来、なんの興味も示さないただ流されるような日々を歩んでいるがふと山下達郎が11年ぶりにアルバム出すぞ!と言ったら本当に珍しく聞きたいという意思を示したのでじゃあ聞かせてやるかという具合だった。


もうそろそろとネットを見たらちょうどその日が発売日だったのでこれは何かのお告げかなと思って即刻買いに出掛けた。
新譜のCDをしかも発売日の開店時刻に買いに行くなんて61年の人生で初めてのことだった。
それを思えば、やはり自分には心底追いかけるような絶対的な存在のアーティストっているようでいなかったのかなあと、やはり振り返ってみてもそういう経験は思い出せない。


店に着いてコーナーがあった。アナログLPもあり肖像画のジャケットが素晴らしくそれに気を取られ思わず買いそうになったが、そもそもリスニング環境が今や粗悪なものなので冷静に考えればやっぱそれはないだろう、ただライブ録音もある2枚組のプレミアムを選んだ。
自分はアコースティックという言葉に異常に反応する質で、本編を聴く前にまずそちらを手始めに…。
バックを固めるミュージシャンは、気心知れた人たち、本当にうまい。個人的にはやはり佐橋佳幸がギターで欲しかった。

そして本編。


山下達郎は変わってないけれど変わっていた。


独特のクセのある歌い回しでありながらも心地よく歌詞が不思議と聞き取りやすいのはミックスがいいからなのだろうか?だけど音圧は豊富で空間の処理やビートとして鳴っている帯域もどことなく現代っぽい。(というほど現代は知らないが…)
 
でもコーラスワークやホーンアレンジは、当時の匂いが残っている。


やはりこれこそ唯一無二の存在だと思える音楽。


もう来年には古希を迎える人でありながら、音楽に対する思考や声のツヤも衰え知らずだ。


ずっと聞き続けている人には変化って感じるのかもしれないが、80・90年代からご無沙汰組には、あの歌い方はまったくもって変わっていない。

そして昨日、録りためていた関ジャニのインタビューの番組での音楽に取り組む真摯な姿勢に感銘を受けた。久々に感動した。


死ぬまでに好きだった音楽としっかりと向き合いたいと思っていた自分には、違った意味で山下達郎は目標になった。

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