中川イサトさん逝去のニュース

4月8日に関西のレジェンドアコースティックギターリストである中川イサトさんが亡くなっていたことをネット記事で知った。

イサトさんを意識しだしたのは、77年の「1310」という全曲インストという当時では異色のアルバムだった。

ジャズやフュージョンではなく、このようなフィンガーピッキングでのインストのソロアルバムは、日本では極めて珍しく、フォークや和のテイストも感じさせる楽曲にも魅力を感じていた。
その頃はまだウインダムヒルなどもまだ出ていなかったのでソロギターを意識する始めてのアルバムだった。

2001年、我が師と仰ぐ吉川忠英さんと2人で芦別市を訪れ目の前でその演奏に久しぶりに触れた。
かなり深いリバーブが掛かったサウンドで脇に挟み込むようにヘッドを揺らす姿は今も忘れない。

翌年は、住出勝則、さらにJacques Stotzemと3年連続でジョイントでのツアーライブを拝聴した。

すごく近い位置でギタープレーを見れることもできたが、ちょっとした隙間時間に直接お話をさせていただいたりもした。

何も知らず調子に乗って「押尾コータロー(メジャーデビューした頃)の3拍目に規則的に入れるチィチィという音は、単調で耳障りに感じる。」とか言ったもんだから じつは教え子なんだけど…と聞いたときは冷や汗タラリン
ツアーに持ってきていた新しいモーリスギターSシリーズも「昔からメーカー的にはモーリスは好きじゃない。マーティンのシグネーチャーモデルが見たかった」と言い放ちながらもちゃっかり触らせていただいたり、噂の付け爪の正体も教えていただきました。

本当に失礼なことばかり申し上げましたが、何かそれを受け入れてくれるようなやさしい横顔、温厚な笑顔。器の大きさを感じずにはいられませんでした。

人脈的にも常に日本のアコースティックギター界をリードしていた。
多くのギターリストにも影響を与え続けフィンガーピッキング界の先駆者であり、我がギター人生の羅針盤のような方でした。

心からご冥福をお祈りいたします。

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